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繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史
![]() | 繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(上) (2010/10/22) マット・リドレーMatt Ridley 商品詳細を見る |
![]() | 繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史(下) (2010/10/22) マット・リドレーMatt Ridley 商品詳細を見る |
疑問に思ったことは無いでしょうか?
なぜ人類は文明を起こし、かくも繁栄することができたのか?
ほかの生物ではなくなぜ人類だけが?
本書は膨大なデータから人類の「繁栄」の要因を探り出す、とても興味深い内容になっています。
いつの時代にも終末論が幅を利かせ、未来に悲観的な論者が影響力を持っていました。
ところが、実際にわたしたちの暮らしぶりは悪くなるどころか、日々見違えるほど向上しているのです。
たびたび憧れを持って語られる古い時代の「ナチュラルな」「人間らしい」暮らしというのが、いかにファンタジーでしかないか、本書を読めばわかるのではないでしょうか?
そしてまたそういう憧れは、単に豊かな生活をしている人間の「贅沢」でしかないということも理解できるはずです。
飢餓や貧困、自然破壊から世界を守るには、効率を上げて都市化を進めていくことがもっとも近道だということも見えてきます。
つまり、このまま発展をつづけていくことが最善の道でということになります。
ところで、本書はさまざまなレベルで読むことができると思うのですが、
上で上げたような大局的な話だけではなく、自分のビジネスを振り返るいいきっかけにもなりました。
テーマ : ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル : 本・雑誌
代替医療のトリック
![]() | 代替医療のトリック (2010/01) サイモン シンエツァート エルンスト 商品詳細を見る |
「フェルマーの最終定理」の大ヒットで有名なサイモン・シンの最新作のテーマは「代替医療」。
現内閣が代替医療の保険適用の検討を始めるというニュースは、まだ記憶に新しいと思います。
そもそも代替医療とは何なのか?
効くの?効かないの?
(タイトルから結論は明白ですが……)
プラセボ効果があるなら、認めてもいいんじゃないか?
などなど、様々な意見があると思いますが、
それらへの回答は、すべて本書に書かれています。
(あなたが納得するかどうかは別にして……)
率直に言って、本書は、今後「代替医療」を語る上での基準になるものだと思います。
この本を読まずして代替医療の是非を語るなかれ。
そして、真摯に代替医療に取り組んでいる方は、この本に正面から応える必要があるのではないでしょうか?
ということで、これ以上内容に触れずに、ここでは少し違う話をしたいと思います。
本書にも頻出する「エビデンス」という言葉ですが、これは単に医学や科学の世界の用語ではなく、ビジネスの世界、とくにマーケティングの世界では重要なキーワードだと思います。
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ゴールは偶然の産物ではない
![]() | ゴールは偶然の産物ではない~FCバルセロナ流世界最強マネジメント~ (2009/12/01) フェラン・ソリアーノ 商品詳細を見る |
プロサッカーチームでは、ユニフォームの胸の部分にはスポンサーのロゴが入っています。
それがプロサッカーの世界での常識です。
チーム設立以来100年間、いちども胸にスポンサーのロゴをいれたことがないチームがありました。
そのチームが、とうとうスポンサーのロゴをいれることにすると発表しました。
当然、ファンは驚き大騒ぎします。
しかし、新しく入ることになったロゴは、民間企業のものではなく、Unicefのものでした。
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進化の存在証明
![]() | 進化の存在証明 (2009/11/20) リチャード・ドーキンスRichard Dawkins 商品詳細を見る |
「利己的な遺伝子」の作者として名高いリチャード・ドーキンス。
前作「神は妄想である」では、超自然的存在である「神」が存在しないことの蓋然性について、
そして、本書「進化の存在証明」では、進化論の蓋然性について語っています。
なぜ、ドーキンスが神を語り(正確には、「神がいないこと」について語り)、進化を語るのか、
その背景には、欧米における宗教からの教育への影響の大きさがあるのですが、
ここ日本では対岸の火事のように受けとめられていると思います。
学校では進化論と一緒にインテリジェント・デザイン説も教えろ、などという運動は日本ではほとんど耳にすることは無いとはいえ、TVや雑誌などでは、血液型や前世、心霊現象、占いが当たり前のように語られています。
実際のところ、日本でも海外のことを笑ってすますことができる状況ではないのです。
脳科学ブームについて
![]() | 脳ブームの迷信 (家族で読める family book series) (家族で読めるfamily book series―たちまちわかる最新時事解説) (2009/11/13) 藤田 一郎 商品詳細を見る |
![]() | 脳科学の真実--脳研究者は何を考えているか (河出ブックス) (2009/10/09) 坂井 克之 商品詳細を見る |
![]() | 「脳科学」の壁 脳機能イメージングで何が分かったのか (講談社プラスアルファ新書) (2009/01/21) 榊原 洋一 商品詳細を見る |
TVをつければ「脳に良い」「脳に悪い」という言葉を聞かない日はありません。
本屋に行っても、そういったタイトルの書籍が大量に並べられています。
この「脳科学ブーム」、
はたして本当にこれで良いのでしょうか?
真っ当な科学者なら、「これは脳に良い」「これは脳に悪い」などと簡潔に断定することにためらいを感じるはずです。
しかしテレビが要求するのは「こういう可能性もありますが」とか「こういうケースでは、違う可能性もあります」とか「例外はありますが」などといった「あやふやな」言葉ではなく、5秒以内に言い切ることができる言葉なのです。
いま書いた「あやふや」な言葉は、実はあやふやでもんなでもなく、物事を厳密に表現しようとすればするほど、科学的であろうとすればそれだけ、避けることができない表現なのです。
世の中で専門家として認められるためには、どんなことでも断定することが大切です。
しかし、そういう「専門家」は、実際は本物の専門家ではなく、専門家らしく見せることの専門家でしかないのです。
テレビを見ていると「日本の科学教育は大丈夫なのか」と暗い気持ちになることが多いのですが(とくに動物番組は、過剰な演出で動物たちを擬人化するのが当たり前になっていますね)、ようやく本物の科学者たちからの批判書が登場しはじめました。
こういう本を読んで、少なくとも脳科学に関しては「本物と偽物を見分ける」目を持ちたいものです。
成城二丁目あたりでの評価:★★★★☆
どうみても売れそうもない装丁。実際、こういうまともな本はなぜか売れないのでしょう。
【評価について】
★★★★★ 傑作! 保証付き
★★★★☆ とても良い!ぜひどうぞ
★★★☆☆ なかなか良いかも。
★★☆☆☆ いまひとつ。テーマに興味がある人以外は手を出しちゃダメ。
★☆☆☆☆ 駄作。なぜ出版したのか?
☆☆☆☆☆ ありえない! 逆に凄い。
翳りゆく楽園
![]() | 翳りゆく楽園 外来種vs.在来種の攻防をたどる (2009/09/25) アラン バーディック 商品詳細を見る |
ビジネスの世界にはさまざまな「法則」と呼ばれるものがあります。
有名なところでは「80対20の法則」などを耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「80対20の法則」というのは、例えば「売上の8割は2割のお客から得られている」ケースなど「全体の大部分を一部が生み出している」という状況をさす経験則です。
書店のビジネス書のコーナーへ行けば、ほかにもたくさんの「××の法則」を発見することができます。
それらひとつひとつが正しいかどうかを吟味するとはできませんが、これだけは確実に言えます。
「もしビジネスの世界に法則といえるものがあるなら、それは自然科学の世界でも見出せる」
逆に言えば、「自然科学の法則と矛盾するビジネスの法則はない」。
ビジネスの世界にもし法則と呼べるものがあるのなら、それは自然界の法則から逸脱してはいないはずです。
アインシュタインはフラッシュカードを使わなかった(2)
![]() | Einstein Never Used Flash Cards: How Our Children Really Learn - And Why They Need to Play More and Memorize Less (2003/09) Kathy Hirsh-PasekRoberta Michnick Golinkoff 商品詳細を見る |
(前回のつつきです)
モーツァルトを聞いて育つと頭が良い子になる、という説があるそうです。
んなアホな、と思うと同時に、
「もしかすると、モーツァルトなら……」と思わせる力があります。
モーツァルト……恐るべし。
そんな話はともかく、
子供の頭を少しでもよくしたいと親が思うのは、別に悪いことでも特別なことでもありません。
でも、その思いにつけ込む人たちがいるのも事実です。
結果として、早期教育を受けた子供たちのなかに、学習することが嫌いになったり
自尊心を持つことができなかったりという問題が起きている。
アインシュタインはフラッシュカードを使わなかった
![]() | Einstein Never Used Flash Cards: How Our Children Really Learn - And Why They Need to Play More and Memorize Less (2003/09) Kathy Hirsh-PasekRoberta Michnick Golinkoff 商品詳細を見る |
自分の子供を「もしかして天才じゃないか?」と思うことは、親ならごく当たり前のことですね。
思いもよらない発想や、子供ならではの集中力など、子供の可能性には驚かされることがあります。
(逆に、自分の子供をネガティブに評価しつづける親がいるとしたら、子供よりも親自身に問題がありそうです)
しかし、親が自分の子供を「特別だ」と思う気持ちと、その子が「実際に特別な能力を持つ」かどうかの間にはギャップがある、というのもよくある話です。
そのため、このような親の「特別であってほしい」という思いが、子供にとって好ましくない事態を招くケースもあります。
Justin Chapmanという天才児がいました。
彼のIQはなんと298という信じられないほど高い値で、6歳にして大学に入学します。
ところが、この天才児の素晴らしい成績は、母親によって捏造されたものでした。
歴史はべき乗則で動く
![]() | 歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) (2009/08/30) マーク・ブキャナンMark Buchanan 商品詳細を見る |
自然界の多くのものは「正規分布」と呼ばれる状態で分布しています。
これは簡単に言えば「平均値が一番多い」状態です。
知能指数や成人男子の体重など、多くの数値は、平均値を知っていれば(そして、それが正規分布であれば)
高い確率で目の前にいる人の体重を当てることが可能です。
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IDEO METHOD CARDS

「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」で紹介したデザインファーム「IDEO」。
ここから、デザイナーだけではなく、仕事をもっとクリエイティブにしたい人たちに向けて、カード形式の発想ツールが販売されています。
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